■ スタートアップインキュベーション施設
台北バイオテクノロジーパークは、敷地内におよそ5,000坪のスペースをスタートアップインキュベーション施設として位置づけ、スタートアップ企業が成長に合わせて利用できるよう30~260坪の空間を提供し、オフィススペースや実験室など用途に合わせて使用することが可能な仕様となっている。パーク内には無停電電源装置(UPS)、非常用電源システム、セントラル空調システム、排ガス処理システム、下水処理システムが完備されており、共用エリアには給水、滅菌室やシリンダー室もあり、入居企業が基礎実験設備として日常的に利用できるようになっている。
■ インキュベーションセンター
インキュベーションセンターは、施設の中核エリアに設置されており、会議室、セミナースペース、展示・交流スペースなどの共有スペースや、エキスパートによるコンサルティング、ファンドレイジング、ビジネスコラボレーション、国際連携などのサービスも提供しており、急成長段階にある新興スタートアップチームに必要なリソースを提供している。
■ バイオセーフティラボラトリー
培養スペースに加え、センターには6つのBSL-2グレードの実験室と3つのBSL-1細胞培養室があり、それぞれに前処理室、バッファーエリア、クリーンルームが設けられているほか、各種細胞培養機器や設備も完備されており、各研究開発プロジェクトのニーズに応じて、チームによる短期入居や研修に利用することが可能である。
■ 共用機器室
共用計器室には、実験台、操作台、排煙キャビネット、汎用機器、中・高度機器が設置されており、入居企業は予約の上利用することができる。詳細については共用計器ガイドをご参照ください。
■ マスプロダクショントライアルセンター
台北バイオテクノロジーパークは、主要国際大手メーカーと協力し、バイオプロセスによる量産に向けたトライアルセンターを立ち上げ、先進的なプロセスソリューションと人材養成を導入することで、企業が量産能力を高め、製品開発プロセスを加速できるよう支援している。